春期国語講習小学生・中学生概要

代表 河村 勝之

IIA)新中学1・2・3年生のための国語講座

【新中学1年生】

説明文ではより抽象的な内容が増え、物語文ではより主人公の心や気持ちが複雑になっていきます。が、私の指導では、小・中・高一貫して、説明文(評論文)では作者の考えの中心になる言葉(キーワード)を見つけ、物語文(小説文)では、主人公たちの気持ち(心理)の表現をプラス・マイナスを使って、より細かく読み込んでいきます。

説明文・物語文という長文の大きな柱になる二つの分野できちんとした「読む力」を身につけます。(書く力はこの国語講座の記述問題でもかなり養うことはできます。お問合わせ下さい。)

IIB)新中学1・2・3年生のための作文講座

作文の書き方は原則としては小学校の作文講座と同じです。ただより知的な内容になるので、それについて調べること(インターネット・読書等)が必要となってきます。調べる中で、新しく知って感動したり、ショックを受けたりした事を、より説得力のある形にして並べ、序論~本論~結論の形に構成さらに再構成します。体験だけの作文とは違った、より客観的な内容を含む知的な作文の訓練です。

IIIA)新小学4・5・6年生の国語

「読む力」を養うための基礎講座です。

説明文では、まず作者の考え方の筋道をきちんとたどるトレーニングをしています。自分の考え方とちがう人の意見に耳をかたむける訓練です。中心になる言葉を見つけてヒントにしましょう。

物語文では、主人公をはじめ登場人物の気持ちの変化をたどるトレーニングをしています。自分の感じ方・行動とちがう人の言動をみつめる訓練です。今までマイナスだった気持ちが、なぜプラスに変わったのか、その変わり目に注目していきましょう。

IIIB)新小学4・5・6年生の作文

自分の今興味を持っている事や習い事や読書等、今までの体験を一つ取り上げ、時間の流れに沿って取捨選択し、文章にしていく事で「書く力」を養成していく講座です。

  1. 自分の関心のある事・好きな事をいくつかあげてもらいます。
  2. その最も今書けそうな話題をとりあげて、楽しかった事、苦しかった事など心に残っている事をできるだけ流れを考えずに思い出して並べます。
  3. 2で書き上げたもののうち、特に印象に残っている事、書きたい事だけにしぼって、起承転結を作ります。
  4. 起承転結の四つのパートに入れる出来事、考え、感想をそれぞれ書きます。
  5. 4の内容をもとに全体の流れに気を付けて1つの文章に清書します。

平成26年度春期国語講習高校生概要

IA)新高校1・2・3年生と新高卒生のための国語講座

大学入試の第一関門であるセンター試験ですが、国語は評論と小説と古文と漢文が1問ずつ出題され、各50点で計200点の内容です。

従って、小学校・中学校の時と比べると、一気に古典(古文・漢文)の比重が高くなります。

漢文は昔の日本人が古代~近世の中国語を日本流に読み下したものなので、基本的には古代(大和・奈良)~近世(江戸)までの日本語の文法がまずしっかりとわかっていなければ、きちんと読むことは難しいのです。(文の構造自体は、英語によく似ています。)

私は受験生に対して、センター試験を野球にたとえ、「古典(古文・漢文)は守りで、現代文(評論・小説)は攻め。まず、しっかり守りを固めよう!!」と言います。

古典(古文・漢文)は語学の一種と考えていいと思っているので、まず古文の文法・単語のトレーニングと漢文の句形の練習から始めて、古文は用言と助動詞、漢文は再読文字・否定・受身・使役あたりまでは一通りおさえてから長文読解に入っていきます。河村式古典読解法はシンプルなものですが、企業秘密?!なのでここでは省略させていただきます。まずは守りの入り口を固めましょう。古文と漢文のおもしろく奥深い世界はその後にじっくり味わいましょう!!

次に現代文ですが、評論のキーワード読解法、小説・随筆のプラス・マイナス読解法をより細かく洗練させていき、それぞれの生徒さん独自の線引き法を創り出すお手伝いができれば、こんなにうれしいことはありません。

現代文のセンター対策と私大対策と国公立二次対策については、上記の線引きをしっかりと定着させ、それぞれの志望校の傾向を頭に入れつつ学んでいけば、河合・駿台・代ゼミ・東進など各大手予備校ならびにZ会等で出しているマーク問題集や記述問題集並びに過去問題集(いわゆる赤本他)を解くことによって、解答の仕方がきちんと仕上がっていきます。春期講習はその第一歩です。

最後になりますが、現代文も古典もやはり読書の裏付けがあるとさらに心強いですね。なぜなら、様々なジャンルの著者や書物との出会いが、その人の知的好奇心に火を付け、その人の思考と感情のフレーム(枠組み)を拡げてくれ、ひとりよがりでない客観的なバランスのとれた読み方が出来るようになっていくからです。

IB)高校1・2・3年生のための小論文講座

高校生の小論文では、テーマを読み解くためのかなり幅広い読書や資料集めが必要となります。

例えば、医療の小論文を書くときに、山中教授のiPS細胞の研究一つとっても、高校生レベルで理解できることは山ほどあり、それを「調べる→絞る」というのがまず一苦労です。

私が生徒さんたちに勧めているのは、新書の読書です。まずは、岩波新書・中公新書・講談社現代新書に加えて、ちくま新書、それぞれの分野の書物がたくさん出ているので、まずこの新書の読書をおススメしています。

春期講習ではまず志望校の過去問を見せてもらって、そのための第一段階のレベルの問題を私の方で準備して、資料集めの段階からいろいろ対話しながら作業を進めていきます。

文章を書くのが少しでも好きな人は、小論文にハマることうけあいです!!

春期講習会のお知らせ | 春期講習数学科概要

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