平成24年度学びのアトリエ夏期講習数学概要

講座II 『解答・記述力養成講座』

●対象学年:高卒生・高1~3生
●講習枠:一コマ90分×4で一講習となります。
●特徴:記述式の演習・添削

学校の実力テスト、記述模試、国公立2次試験に対応した講座になります。答えだけを書けば良いマークとは違い、記述タイプの試験は思考力・論理力が問われます。解答を導くまでの過程:「何を求めたいのか」、「何が必要か」、「どう考えると理解しやすいか」、「どんな定理・公式が使えるのか」、といった思考を文章化する力を鍛えるのは、数学の意義の一つです。

はじめに

記述式の試験の答案を見せてもらうといつも感じることは、解答欄に日本語が少ないなぁということです。綺麗に数式と公式が並び、最後に解答が書かれて終わり・・・長年、数学に携わっていると、数式と数式の間の説明文を解答者の代わりに補って、ついつい丸をつけてあげたくなりますが・・・記述式の場合それは御法度です。

私の持論となりますが、解答用紙はすなわち、解答者のプレゼンテーションだと思っています。数式と説明文の組み合わせによって、「私はこの問題をこう捉えます」、「これを解くためにこう目的を設定します」、「解くためにこの定理を使います」、「こう応用すると問題に適用できます」、といった解答者の主張が見えてくるようです。数学は無機質な科目と思われがちですが、説明文の中に解答者のこれまでの努力、思考力、応用力、センスなどを感じることができます。

講習の流れと学習方法のサポート

事前に取り組みたい内容をお知らせ願います。ご希望に沿った単元の演習用プリントを作成し取り組んでもらいます。受講生ごと、定着度ごとに問題を作成しますので、学習状況・成績状況などが分かるとより適切な添削問題が作成できます。最近の模試や定期テストの結果などがありますとなお良いです。難易度についても状況に応じて調整します(実力よりほんの少し難しい程度)。

意外な弱点を見つけられるかも?

これは、記述式演習の最大の利点です。マーク式の場合、説明文がすでに書かれているので、それに沿って解いていくと分かったつもりになってしまいます。ならば、同じ問題を誘導・説明なしの記述式で解こうと思うと・・・

思った以上にスラスラとは解けないはずです。そこに自分で解答の構成を考えるという作業が入ってくるわけですから、当然といえば当然です。この考える作業が入ると、時間が掛かり過ぎてしまう、または思うように解けなくなる場合は要注意!!それは、分かったつもりで分かっていない危険信号です。

弱点は早目の発見が肝心!!

高卒生・高3生の皆さんは、センター受験まで約6ヶ月、マーク対策に逸る気持ちも分かりますが、そこだけに学習時間を持っていかれていては、ラストスパートの時期に浮き彫りになってくるであろう、自分の弱点に対応しきれなくなってしまいます。この夏は、弱点の発見と、学習の課題点の整理にも努めましょう。

高1・2生の皆さんは、センター試験なんてまだまだ先の話・・・と思っているかもしれませんが、部活や学校行事、特別活動、充実したプライベートなど、高校生活を送っていると1~2年なんてアッという間です。現段階で自分が分からないことを知っておくだけでも、今後の学習にとって大きな貢献になります。まずは目先の定期テスト・実力テストの対策のつもりで、そろそろ動き出してみませんか?その一歩が合格への一歩につながります!!

夏期講習数学講座I | 夏期講習数学講座III

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