アトリエトーク

『9月にむけてのご挨拶』

平成29年8月8日

河村国語作文塾&学びのアトリエ
河村 勝之

拝 啓

またしても台風による豪雨が西日本を襲う中、札幌ではうろこ雲が空に現れるほどの晴天が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

おかげさまで、新しくお問い合わせを頂いた方たちにも、夏期講習を受けて頂くことができ、5年連続の『満員御礼』となった夏期講習です。ですが、正直申しますと、1講座4回全てを受講された方は少なく、1講座3回または2回で受講という形でご協力頂きました。この場をお借りして深く感謝申し上げます。

5年程前から塾へ向かう地下鉄の中で、塩野七生著『ローマ人の物語』(新潮文庫版)に魅せられてずっと愛読してきました。日本人に不足している構想力について本当に考えさせられます。名著です。現在第27巻『すべての道はローマに通ず(上)』に入りました。今回の巻は、紀元前より広大な地域で創られ続けた「街道」の数々と「水道橋」をはじめとする膨大な歴史建造物群に焦点をあてた巻です。その建造物群に表現された哲学と構築の美しさには、写真を見ているだけでも驚嘆のため息がもれます。

「千里の道も一歩から」と申しますが、私の国語の指導も、一文一文に向き合ってプラスとマイナスの線を一本一本決断しつつ引き続けることが、読解力の向上につながると信じて、30年間その方法を積み重ねてまいりました。新しい生徒さんたちにも、その線引き=図式化=読解の方法を、一人一人の生徒さんに見合う形で定着できるように、根気強く指導してまいります。何かございましたら、メール等でご連絡ください。必要がある時はお母様とすぐに面談させて頂きます。

最後になりますが、8月11日(金・祝)から8月17日(木)までお盆休みを頂きます。
ご理解・ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

敬 具

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