アトリエトーク

『8月にむけてのご挨拶』

平成29年7月7日

河村国語作文塾&学びのアトリエ
河村 勝之

拝 啓

本州では「線状降水帯」の影響での集中豪雨による被害が続々と報道されていますが、その後いかがお過ごしでしょうか。

大変遅くなりましたが、今週のはじめに夏期講習のパンフレットをご郵送させて頂きました。普段の勉強で手の届かない所を講習で補強して頂ければと存じます。今回の夏期講習は『読解の「肝きも」をおさえよう.』と銘打ちまして知識(単語・文法・文学史等々)のさらなる充実だけでなく、読解方法の中で最も大切な「キーワードをおさえること」の確認と深化を目指します。

夏休み前の面談のご希望がおありでしたら、お手数ですが、ご希望の曜日と時間帯もご記入頂き、メールにてご連絡ください。(私としましては、月曜日・水曜日・金曜日の午後2時45分~3時45分の時間帯ですと、大変有り難いですが、他の曜日・時間帯であってもご記入ください。)定期試験・実力試験の結果をふまえて、この夏休み期間の勉強についてのご希望等がございましたら、ご遠慮なくお話し頂ければと存じます。

最後になりますが、夏休みは読書を大いにオススメしたいです。日頃読み慣れていないジャンルへの挑戦をするには本当に良い長期休みです。私は高校生には特に歴史の本を読んで頂きたいと思います。手始めに、戦後歴史小説(文学)の巨匠司馬遼太郎氏の最高傑作の一つ『竜馬が行く』(文春文庫・全8巻)をオススメします。

竜馬の燃えたぎるような志を共有することで、この暑い夏を乗り切るというのもグッドアイディアだと思うのですが…。江戸幕末から明治維新の歴史にとても詳しくなり、その時代への関心が生まれること間違いなしです。その司馬遼太郎氏の発想・問題意識を知る上で、磯田道史氏の『「司馬遼太郎」で学ぶ日本史』(NHK出版新書)が良き導きの糸となるかと思います。

ぜひとも、この夏休みは思い切って、自分が少しでも興味を持った作家の長編小説に挑戦してみませんか。

敬 具

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