『9月にむけてのご挨拶』
－現行入試と新入試を共に見据えつつ－

平成27年8月14日

河村国語作文塾&学びのアトリエ
河村　勝之

拝 啓

お盆を迎え、蒸し暑さも少しピークを過ぎたかと感じる今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。

この夏休みは通常授業に加えて講習と振替を連日びっしりこなして参りました。おかげ様で、生徒さんたちはお忙しい中、アトリエの授業に大変気持ち良く参加してくれています。保護者の皆様の陰のご努力に感謝しつつ、夏休み明けの授業に向けて、久しぶりに家族と共に鋭気を養いながら、家にいる時は大好きな高校野球の観戦に精を出そうかと思っております。

ところで、副題として「現行入試と新入試を共に見据えつつ」と書かせて頂きました。現行の大学入試は、依然としてセンター試験が大きくのしかかって参ります。私大入試の生徒さんと推薦入試をお考えの方は必要でない方もいらっしゃいますが、膨大な量の問題文と選択肢の文章（大問4問計４０頁近く）を80分で読み切って答を出していかなければなりません。「速読力」の養成が不可欠です。一方で、新入試は記述をもっと重んじるという事がうたわれ、「記述力」をかなり早い時期から養っていく必要がありそうです。

我がアトリエでは、「天声人語」の２００字要約を一部の中学生・小学生の塾生に課して授業の一環としております。週1回の授業で、「速読力」と「記述力」の2つを、入試を見据えて共に取り組んでいく事は至難の業ですが、生徒さん本人のやる気と保護者の皆様のご理解・ご協力を得て、あくまで御一人御一人の現状に合わせた形で、手作りの授業を実践していこうと思っております。

－眼高手低－志は高く、技術と力量はその思いになかなか追いつくことはできませんが、半歩ずつ一歩ずつ前進していきたいと静かに心の炎を燃やしております。

定期テストや模擬試験、そして学力ABC等が押し寄せて来る秋を迎えますが、生徒さんたちとの対話を尊重しつつ、力を合わせて乗り切っていきたいと存じます。何かございましたら、遠慮なくメール等でご連絡ください。

最後になりますが、9月のお休みは9月23日（水・祝）の開塾記念日です。

よろしくお願い致します。

敬 具

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