アトリエトーク

『4月にむけてのご挨拶』

平成26年3月14日

河村国語作文塾&学びのアトリエ
河村 勝之

塾生と保護者の皆様に

拝 啓

春にむけて着実に一歩ずつ近づいているとは思いつつも、まだまだ寒風に震える日々ですがいかがお過ごしですか。

この平成25年度の1年間は本当にありがとうございました。特に年が明けてからの2月は私の体調も悪く、早退させていただいたりもし、ご迷惑をおかけ致しましたが、生徒さん・保護者の皆様には大変快く対応していただきました。この紙面をお借りしておわび申し上げます。

現在の1対1の個人授業の形態では、どうしても受け入れる人数に限界があり、かと言って国語に関しては、私の授業を受けに来ていただいているのに、若い先生に来てもらって小学生や中学生の生徒さんの担当をお願いする気は全く起こりませんでした。(現在も全く考えておりません。)

この伏見地区に移転させていただく前は5年ほどずっと高校生の国語を中心に指導してまいりましたので、最初は小学生の指導には大変とまどいがあり、試行錯誤の日々でもありました。

それでも小学生の生徒さんたちと毎週一回格闘しているうちにやはり「好き」になってもらうことが、学びの原点だという初心に気づかされ、少し肩の力が抜けました。

この「学びの原点=好き」という当たり前のことが、受験指導ばかりしていると、どうしても忘れがちになり、忙しい受験生の塾生の方たちに、少しでも効率的な少しでも点数になる近道を教えたくなります。

たしかに、入試の三ヶ月ほど前にもなれば、こうしたテクニック・ノウハウは必要悪として伝授することも許されるかもしれません。ですが、やはり私の通常の国語の学習指導では、「好き」という気持ちと「努力」という地道な実践を、車の両輪として育てていきたいと切に願っております。

「努力」というものは、興味・好奇心・好きという純粋な気持ちがその勉強に対して常に動き続けなければ、努力という積み重ねも、苦手な人の場合、とくにとぎれがちになります。

以上、この一年間は、この大事な原点を、それぞれの生徒さんたちに身をもって思い出させてもらった一年間でもありました。

今年の新しい生徒さんも俊秀ぞろい、個性派ぞろいで、どんな「学び」を私にもたらしてくれるのか、その「一期一会」の出会いに静かに胸をときめかせている今日この頃です。

今年も何とぞよろしくお願い致します。

敬 具

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