平成23年5月11日
塾生と保護者の皆様に
拝 啓
温かくなったと汗ばむ瞬間があると思えば、夜遅い時間にはひんやりした寒さに思わず震えるという、一日の寒暖の差を感じる毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。
震災からちょうど二か月がたち、その事後処理のニュースを見ては、心を痛めておられる日々と思いますが、いよいよT君(16期生明治大学法学部進学)の「黎明記」をお届けします。
卒業生が大学に入学されてから、一体どんな成長・変貌を遂げていくのか、保護者の皆様にも是非熱いエール送っていただければ、と願っています。T君は浪人時代を含む在塾期間3年間の中で、志望校を決定するのに迷った時期もありました。しかし、彼の志は「きちんと受験勉強を積んで、しっかりとした学力を身につけ、自分の納得できる大学の法学部に入り、国際平和に貢献できる人間になりたい」というもので、実に一貫したものでした。お父様・お母様の彼への信頼も本当に素晴らしいものでした。「とにかく息子を信じて、その可能性をできる限り応援してやりたい」という愛情の深さに、彼は見事に応えました。第一志望の早稲田大学には残念ながら届きませんでしたが、彼の挑戦は今スタートしたばかりです。これから、若者らしく、溌剌とした文章を送ってくれることと思います。ご期待ください。
私も彼に負けじと、あの「ハーバード白熱教室」で有名なマイケル=サンデル教授の『サンデル教授の対話術』他を、読書コラムで取り上げてみました。拙文ではありますが、お読みいただければ幸いです。
最後になって恐縮ですが、6月は高校生の定期テストがございます。フォレストの授業をテスト対策に切り替えていただいても構いません。遠慮なくご要望をおっしゃってください。
6月期より偶数月に二か月に一度、「学習便り」をお送りいたします。塾生の学びの様子を保護者の皆様にできるだけわかりやすい形で、お届けできればと存じます。
くれぐれもお身体、御自愛くださいますように。
敬 具
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