フォレストーク

その3 センター試験の数学について
~「60点取れたらいいや~♪」編~

平成21年12月21日

forest 理数科
岡本健

センター試験が近付いて来ました。皆様勉強は進んでいますか?今回は、センター数学を受ける時のメンタルマネジメントについてお話します。心の持ちよう、といっても良いかもしれません。

センター数学には、発想力が必要になる問題が出ます。基本的には問題文に書いてあるストーリーをうまく読めれば良いのですが、(1)や(2)の問題は解けても(3)や(4)にどうしても行けない、ということはありませんか?この(3)や(4)にジャンプする時に必要なのが発想力です。人間が何かを発想する時は、多少余裕が無いといけません。ガチガチに緊張していたり、めちゃくちゃに忙しい時には、落ち着いて考えることはできませんし、柔軟な発想は期待できません。

センター数学に緊張は大敵なのです!

しかし、人間は緊張したり、あがってしまったりする生き物です。人によってその程度は異なりますし、何に緊張するかは人によって異なると思われますが、緊張することは誰しもあります。それをやめろというのは、大変難しい話です。でも、センター試験でガチガチでは困るわけですよね…。

そうすると、センター試験で緊張してしまわないためにはどうすればよいでしょうか。今回はその方法の1つをお伝えします。

人はどういう時に緊張するのでしょうか。自分が緊張する時のことを考えてみましょう。大勢の人の前で何かを発表する時に緊張する人もいるでしょう、好きな人に告白する時に緊張する人もいるでしょう、職員室に呼ばれると緊張する人もいるでしょう。色々な状況の時に人は緊張しますね。

緊張する状況には二つの共通点があります。それは、「成功すると大きな利益が得られる」ことと、「失敗すると大きな不利益を被る可能性がある」ことです。これは実は表裏一体で、同じことを言っているともいえます。

たとえば、習い事か何かで大勢の人たちの前で発表するとします。成功すると「あの人は上手だ!」と思ってもらえますし、習い事の先生に褒められるかもしれません、何より自分がうまくやれた!と思えるので自信につながります。失敗するとどうでしょう「あの人失敗したよ、下手だなぁ」と思われるかもしれませんし、習い事の先生には叱られるかもしれません、せっかくがんばったのにうまくいかず、自分自身が情けなくなるかもしれません。

いずれにせよ、緊張というのは未来のことを考えるから起こるわけです。「成功すれば…」「失敗すれば…」は、いずれも未来のことなのです。

センター試験もそうですね。「数学の点数が8割を割ってしまったら、○○大学は厳しい。」「数学の点数が9割なら英語が悪くてもなんとかなる。」「この問題が解けないと次の問題が解けないかもしれない。」「三角関数は苦手だ、出たら解けないかもしれない。」などなど、様々な期待や希望、あるいは悪い考えが浮かんできます。

緊張感の源は、まだ決まっていない未来の評価を気にしすぎることにあるようです。では、これをどのように抑えるか。私が実践した方法を1つお伝えします。

それは、「過度な期待をしないこと」です。私は文系でしたが、数学はそれほど苦手では無く、80点を超えることもありました。ただ、逆に点数が取れるかもしれない、という期待を抱いてしまうことになるのです。「今回は90点取りたい」そのように思えば思うほど、緊張が増し、普段なら間違うはずの無い問題を間違って、60点台だったりしました。そんなことが何回もあったので、「過度な期待をしない」と決めました。

「60点ぐらい取れればいいさ~」と気楽にテストに取り組むと不思議と力が抜けて、良い具合に解けます。知らぬ間に90点に到達していました。

気持ちだけの問題ではなく、「60点を取れれば良い」と考えると、やり方も変わってきます。つまりは、基本的な問題だけをきっちり取れれば60点にはいくのです。(1)(2)などの基礎的な問題をきっちりと得点すればすぐに60点に到達します。さて、その時に時間を見てみましょう。「随分余っているなぁ」という印象だと思います。でももう目標の60点はとれているのです。後はテレビゲームでいえばボーナスステージです。必要最低限はできているので、後は取った分が加算されていくのです。そのように考えると気楽に難問に取り組め、あれよあれよという間に解けていきます。

直前期で力んでいませんか?絶対に○○点とってやる!そう思って模試などをやっていませんか?大切なのは点数ではなく、目の前にある問題をじっくり読み、最適な回答をすることです。一度落ち着いて、目標を下げてみると、新しい見方ができるかもしれませんよ。

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